アスベストとは

アスベストは健康を蝕む「静かな時限爆弾」です

石綿(アスベスト)によって引き起こされる健康被害には、悪性中皮腫、肺がん、アスベスト肺、良性石綿胸膜炎、びまん性胸膜肥厚の5つがあるといわれています。肺がん、悪性中皮腫の場合、潜伏期間が平均40年といわれています。

2008年3月に兵庫県で阪神淡路大震災時の解体工事に従事していた作業員がアスベストの労災認定を受けました。つまりこの例からすると潜伏期間が平均40年というのが履され、危険がもっと身近になっています。

東日本大震災とアスベスト

平成23年3月11日に発生した「東日本大震災」によって、広範囲にわたる地域で甚大な被害を受けました。アスベストが使用されている多くの建築物も被害を受け、それら建築物の解体工事によって発生する膨大な量の災害廃棄物処理に伴いアスベストが飛散するおそれが懸念されておりました。地域住民や、がれき処理に携わる作業員のばく露防止について、検討された対策が求められて進んで来ました。