東北石綿アセスメント協会とは?

アスベストは、設備投資が盛んに行われた1970年代から80年代を中心に建築物のさまざまなところで使用されて来ました。吹付材に限らず、倉庫や作業場等の屋根・壁などに使われるスレート板、天井などに使用する吸音ボード、床のPタイルなどにも含まれていました。民間の住宅でも壁材等に含まれていることがあります。

これらの時期に建てられた建築物の耐用年数が過ぎて、解体や改修の作業が増加することが予想されます。解体によるアスベストの排出量は2020年から2040年にピークをむかえると予測され、年間10万トン前後の石綿が排出されると見込まれており、耐用年数が過ぎた建築物の解体工事にあたっては解体作業等に携わる作業員のみならず、建築物周辺住民の健康への影響が懸念されます。

このような状況をアスベストの調査・分析・評価・除去・処分まで、安全かつ適正に指導できる能力を兼ね備えた東北地域の建築物石綿含有建材調査者の集まりが、東北石綿アセスメント協会(旧名称 東北アスベスト調査診断協会)なのです。